上智大学 Sophia University × Diversity & Sustainability

上智学院 ダイバーシティ・サステナビリティ推進室 Instagramアカウント
上智学院 ダイバーシティ・サステナビリティ推進室 X(旧twitter)アカウント

お知らせ

アイデンティティやポジティヴィティを考えるイベントにAlan Takahashiさんがご登壇!

多角的アプローチ

2025年1月6日 イベントレポート

2024年12月8日、Netflixシリーズとして公開された男性同士の恋愛リアリティショー「THE BOYFRIEND」へのご出演で一躍話題となったAlanさんをお招きし、トークイベント『Self Love ―周りの人に広げるポジティヴィティの秘訣―』を開催しました。

 

このイベントは、ソフィア・ダイバーシティ・ウィーク2024内のフィナーレを飾るイベントとして行われ、上智学生や教職員のみならず学外からも多数の応募が寄せられ、約300名の参加者がここ上智大学に集まりました。

 

 

今回参加申し込みをした方を対象に、Alanさんへの質問を事前募集したところ、なんと140以上の質問が届きました。本トークイベントはそれらの質問をもとにパネルトーク形式で進められ、企画立案から運営までを担った実行委員学生4名が様々な質問を投げかけました。

 

「THE BOYFRIEND」では、いつもメンバーへ積極的に声を掛けたりハグをしたりと、温かくポジティブな姿で周囲を明るく照らす太陽のような姿が印象的でした。多くの視聴者を勇気づけたAlanさんですが、そのアイデンティティ形成に至るまでは、ご家族や周囲の影響が非常に大きかったといいます。

セルフラブをテーマに話していた際には、「家庭で大変なことがあっても、幼い頃は妹の幸せを考えて大きな愛情を注いでいた。しかし家族が離れて暮らすことになり、初めてその愛情を自分に向けられるようになった。」と語るAlanさん。そうして形成されたセルフラブが、周囲へと伝染し常にポジティブな影響を与えることに繋がっていると明かしました。

 

最後に“多様性”への考えを伺った際には、「自身を縛り付けるものではなく、もっと柔らかくて温かく、自分を楽にしてくれるものであるべき」だと話し、“多様性”という言葉が飛び交う現代で生きやすくなる人もいる一方、この言葉だけがひとり歩きしてしまうことがあることから、人それぞれのアイデンティティと向き合う重要性を改めて参加者に訴えかけました。

 

またパネルトークの後は、会場に足を運んでいた参加者からの質問にも答えてくださいました。全てに答えきれないほど多くの参加者から質問や感想があがりましたが、参加者一人ひとりとしっかり向き合いながら話す姿が大変印象的でした。なかには、「今日家に帰ったら家族に改めて感謝や愛を伝えて、思い切り抱きしめてあげようと思った」と涙ぐみがら述べた参加者もいらっしゃいました。

参加者からの思いを聴いて優しい笑みを浮かべるAlanさん

観客席に近づいて質問に答える姿も

イベントの締めくくりには、「自分も周りの人も毎日生きていることが当たり前ではなく、大きな意味があって素晴らしいこと。将来を考えることも勿論素敵なことだけれど、まずは“今の自分”を楽しんで前向きに生きてほしい。」とAlanさんらしいポジティブな言葉をいただきました。