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お知らせ

学生職員が広島学院中学校・高等学校で出張講義を実施しました

その他

2026年10月5日 イベントレポート

2026年9月10日、上智学院ダイバーシティ・サステナビリティ推進室の学生職員が、イエズス会中等教育部門に属する広島学院中学校・高等学校の中学1年生を対象に、出張講義を実施しました。

 

 


今回の授業では、「みんな同じ」であることが本当に公平なのかをテーマに、一人ひとりの違いを尊重しながら誰もが力を発揮できる環境づくりについて考えました。

授業の中では、1クラスを8グループに分けて行う「みんなで届け!紙風船ミッション」というゲームを実施しました。このゲームは、生徒一人ひとりに「座ったまま投げる」や「片目を隠して投げる」等の異なる条件が記された「違いカード」を配布し、その条件のもとで紙風船を箱に投げ、入った数を競うゲームです。

1回目のミッションでは、全員が同じ3マス目の立ち位置から挑戦しました。しかし、与えられた条件によって投げやすさや感じ方には違いがあり、生徒たちは同じルールの中でも参加しやすさが異なることを体験しました。

その後の振り返りでは、まずゲームを通して感じたことを個人で整理し、その後グループごとに共有しました。続いて2回目のミッションでは、グループ全体で違いカードの条件や使えるマス数の合計は変えずに、一人ひとりの立ち位置を自由に調整できるルールを導入しました。生徒たちは互いの状況を考慮しながら「どうすれば全員が力を発揮しやすくなるだろうか」という視点で、グループごとに話し合い、位置を決めて再挑戦しました。その結果、多くのグループで1回目を上回る結果となり、環境やルールを工夫することによって、より力を発揮しやすくなることを、このゲームを通して学びました。

 後半では、「平等」と「公平」の違いを表すイラストを用いながら、ゲームでの体験を振り返りました。全員に同じものを与えることが、必ずしも公平であるとは限らず、一人ひとりの状況に応じて環境やルールを工夫することで、より多くの人が参加しやすくなることについて考えました。生徒たちからは、「平等にすることが必要な時と、公平にすることが必要な時を考えられるようになった」「人を変えるのではなく、ルールや環境を変えることが大事だと思った」という声が上がり、楽しみつつ、多くの学びがあったことがうかがえました。

今回の出張講義を通して、違いをなくすのではなく、違いがあることを前提に、どのような環境や工夫があれば誰もが力を発揮できるのかという視点を持つことの大切さを伝えました。本講義が、生徒たちにとって過ごしやすい学校や地域、社会について考えるきっかけとなれば幸いです。

また、私たち学生職員にとっても、同じ上智学院の設置校である広島学院中学校・高等学校の生徒の皆さんとともに学ぶ機会を持つことがきたことは大変意義深いものとなりました。今後もこうした交流を通じて、学院全体としてダイバーシティおよびサステナビリティの推進に努めてまいります。

(学生職員 下田)