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お知らせ

上智生の声を基に、学内のセブン-イレブンをリニューアルしました

多文化共生

2025年12月17日 お知らせ

2025年123日に、上智大学四谷キャンパス12号館地下1階「セブン-イレブン 上智大学店」リニューアルを実施しました! 

多国籍の学生が集う上智大学では、宗教的・文化的背景の異なる学生や教職員が数多く在籍しています。そこで、誰もが安心して食事を選べる環境の実現を目指し、上智学院ダイバーシティ・サステナビリティ推進室は、株式会社セブン-イレブン・ジャパン リテールデザイン部と協力し、今回の店舗リニューアルに向けた準備を進めてきました。

その一環として、より幅広いニーズを把握するため、2025年7月22日~10月14日にかけて学生・教職員を対象としたアンケートを実施し、539件の回答が寄せられました。
回答では、
「キャンパス内の食事場所の混雑を解消してほしい」
「宗教・信念、または持病により食べられるものが制限される人向けの商品をさらに増やしてほしい」
といった声が多く、留学生からの意見も多数寄せられました。 

さらに、2025年10月3日には、アンケート結果をより深掘りし、具体的なニーズを把握するため、セブン-イレブンがある「セブ地下(12号館地下1階エリア)」にて、56名の学生から直接意見を伺うインタビューを実施しました。ここでも、店舗の混雑や品ぞろえに関する意見が多く寄せられ、要望を明確にすることができました。

 

学生職員(手前右)がインタビューをする様子 

そして、集まった声を踏まえ、今回は以下の点を中心にリニューアルを行いました。 

1.導線の改善による混雑緩和 

「スムーズに会計したいが、混雑時にどこへ並べばよいかわからない」という声を受け、店舗の床にセルフレジと有人レジそれぞれの待機列を示す案内表示を設置しました。これにより、昼休みなど混雑が集中する時間帯のスムーズな会計が期待されています。 

また、店内の陳列棚の一部を、縦型から横型に変更したことにより、これまで混雑時に購入しづらかったパン売り場に、すべての学生・教職員がアクセスできるように工夫されています。

2.食の多様性(フードダイバーシティ)への対応 

誰もが安心して食を楽しめるよう、ハラルやヴィーガンなど多様なニーズに応える商品を追加導入しました。その一例として、MUIS(シンガポールのハラール認証)を取得し、100%植物由来原材料で作られたカップ麺である「Freedom Ramen」を新たに取り扱っています。ハラルにもヴィーガンにも対応しており、これまで選択肢が限られていた学生・教職員も安心して購入できる一品です。

3.健康に配慮した商品の充実 

アンケートでは「健康的な食事を求める声」が多く寄せられたことから、新たに「TYPE FOOD」のパンを導入しました。「TYPE FOOD」は、人間の栄養状態を5つのタイプに分類し、それぞれに必要な栄養素を踏まえて食品を設計しているブランドです。例えば今回販売するチョコクリームパンには A・B・C・D・N の5種類があり、風味や見た目、価格は同一ですが、タイプによって含まれる栄養素が異なります。そのため、学生・教職員一人ひとりが自身の栄養状態に合わせて商品を選べる点が大きな特徴となっています。

 

このように皆さまのご要望にお応えし、導線の改善や約50点の新商品を新たにラインナップいたしました。リニューアル後の売り場には、当室の学生職員がデザインした「For Sophian」のロゴが掲示されています。このロゴが付いた売り場の商品は、上智の皆さまの意見が反映された商品です。

このように、学生・教職員一人ひとりの声が、上智をより過ごしやすい環境へと変化させる力となっています。
ぜひ、「上智生の声」で生まれ変わったセブン-イレブンをご利用ください。