上智大学 Sophia University × Diversity & Sustainability

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お知らせ

ソフィア・ダイバーシティ・ウィーク2025を開催しました。

多角的アプローチ

2026年1月30日 イベントレポート

 上智学院ダイバーシティ・サステナビリティ推進室では、学生団体Sophia Diverse Colors(SDC)と連携し、11月25日の「女性に対する暴力撤廃国際日」から12月3日の「障害者の日」を挟み、12月10日の「人権デー」までの期間、ソフィア・ダイバーシティ・ウィーク2025を開催しました。 

 今年度は Your style, Your story, Our Sophia. 」 をテーマに、上智大学の学生・教職員に加え、外部の団体やゲストをお招きしながら、多彩なイベントを通してダイバーシティに関するメッセージを発信しました。期間中、本学の取り組みにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

常設展示:「上智らしさ」と私
(企画:ダイバーシティ・サステナビリティ推進室)
 

 2号館1階エントランスにおいて、「あなたが考える上智らしさってナニ?」と題した参加型展示企画を実施しました。
本企画では、上智大学に対する外部からのイメージや評価と、学生・教職員一人ひとりが感じている上智大学の姿との違いに着目しました。その違いを見つめ直すことで、上智大学が持つ多様なアイデンティティや魅力について改めて考える機会を提供しました。
最終日には、参加者それぞれが言語化した上智らしさやアイデンティティが集まり、一つのカラフルなバルーンアートが完成しました。多くの学生・教職員の方々にご参加いただき、世代や立場を超えた上智大学に対する多様な視点が反映された展示となりました。

常設展示:データで見る上智大学
(企画:ダイバーシティ・サステナビリティ推進室)
 

 2号館1階エントランスにて、毎年実施している上智大学の学生、教員・職員の構成員データを掲示しました。構成員データとは、入学時・入職時に登録された情報をもとに作成されたデータ(2025年5月1日時点)および学校基本調査を根拠資料とし、本学のダイバーシティの現状を可視化したものです。今回の掲示では、厚生労働省の調査で企業の課長級以上の女性管理職割合が令和6年度13.1%であるのに対し、本学では42%に達していることが示され、女性管理職比率の高さが確認できました。今後も継続的に計測を行い、大学の組織インクルーシブの風土の醸成や経営戦略にも活用してまいります。

11/26 「ワンダー 君は太陽」映画上映会
(企画:
Sophia Diverse Colors 

 生まれつき特別な顔をもつ少年オーギーの物語を描いた映画『ワンダー 君は太陽』の上映会を実施しました。本企画では、「違い」「やさしさ」「ふつう」とは何かをテーマに、上映後に映画の余韻を活かした対話の時間「シネマ・ダイアローグ」を行いました。参加者は小グループに分かれ、いくつかの問いをもとに、印象に残った場面や言葉について共有し合い、対話の最後には、匿名でスクリーンにそれぞれの大事にしたいと思ったことを投影し、振り返りも行いました。他者の視点に触れることで新たな気づきが生まれ、自身の価値観や日常の人との関わりを見つめ直す貴重な機会となりました。

                                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/26~12/10  作り手とつながるマルシェ こだわりの手作りパン・お菓子の出張販売
(企画:ダイバーシティ・サステナビリティ推進室)
 

 「作り手とつながるマルシェ」では、社会福祉法人愛好会ふらっとなかの様、いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ様の2つの施設に、それぞれ3日ずつご来校いただき、パンやお菓子の出張販売をしていただきました。本企画は、上智大学の学生と教職員が障害のある方々の就労や社会参加に触れ、働き手の多様性を知ってもらうことを目的に実施されました。また、パンの販売に加えて学生職員が手掛けたポストカードにそれぞれの事業所の思いや取り組みを載せ、配布しました。販売されたパンやお菓子はどれも好評で、連日短時間で完売し、多くの方に手に取っていただきました。販売にご協力いただいた皆様の温かなお心遣いのもと、学生・教職員ともに、和やかな交流を通じて各事業所の取り組みに触れる貴重な機会となりました。 

            

11/27 トーク&ドラァグクイーンショー「OWN YOUR STORY」
(企画:ダイバーシティ・サステナビリティ推進室)
 

 トークショーでは、関根麻里さんによる司会で進行し、廣川茉音さん、海谷遠音さん、クアラルンプール・とき子さんが「自分らしさ」を切り口に、それぞれが歩んできた道のりの中で感じてきた葛藤や喜びについて語ってくださいました。また、トークショーの冒頭と最後には、ソフィアンズコンテスト2025グランプリのクアラルンプール・とき子さんによるドラァグクイーンショーが披露され、「ドラァグ」という表現が持つエネルギーや魅力に触れる機会となりました。登壇者の会話とドラァグクイーンショーを通して、多様な価値観や自己表現について考える非常に意義深い時間となりました。 

11/28 働く人たちのダイバーシティ withへラルボニー
(企画:Sophia Diverse Colors 

 企画前半では、自分らしさを活かして社会に貢献されている株式会社ヘラルボニーの神紀子さんを講師に迎え、ヘラルボニーへ入社するまでの歩みや自分らしさを活かして働くために大切なことについてお話しいただきました。企画後半では神さんにお話しいただいた内容をふまえ、働き方の多様性や可能性、「自分らしく働くこと」について、参加いただいた学生さん同士で自由にディスカッションを行っていただきました。学生さんたちがそれぞれ自分の「好き」や「やりたい」ことについて深く考え、お互いを尊重し合いながら意見を交換し合っている様子が印象的でした。

 

 

12/2 立ち上がる声、動き出す社会~ブラジル発・障害者主体のHIV予防啓発活動に学ぶ当事者の力、アライとの協働、国際協力〜
(企画:総合人間科学部) 

 総合人間科学部社会福祉学科の笠原千絵教授、DPI日本会議、国際協力機構(JICA)の3者によるミニパネルディスカッションを開催しました。まず、DPI日本会議事務局長の佐藤聡様より、ご自身の車椅子生活における経験をベースに、誰もが暮らしやすい社会を構築するために声を上げること、行動することの重要性をご講義いただきました。続いてDPI日本会議国際部会の盛上真美様より、ブラジルにおけるろう者主体のHIV予防啓発活動に関する報告がありました。最後にJICAコスタリカ支所長の吉田憲様より、国際協力における障がいを持つ人々へのアプローチなどに関してご報告いただきました。障がいを持つ人々が主体的に行動すること、それによって大きな変化が生まれることを認識できた企画でした。 

 

12/2 「政治」「文化」から読み解くヨーロッパ・ラテンアメリカのダイバーシティ
(企画:Sophia Diverse Colors 

 外国語学部ドイツ語学科の河﨑健教授と、外国語学部ポルトガル語学科のマウロ・ネーヴェス先生による、ヨーロッパ地域・ラテンアメリカ地域におけるダイバーシティの現状を読み解く講演会を開催しました。
川﨑教授はドイツ政治を専門とされており、講演会ではドイツの政党において性の多様性の受容に関してお話がありました。マウロ・ネーヴェス先生はポップカルチャーをはじめとした文化研究をご専門とされており、講演会では欧州の紅白歌合戦のような位置付けである「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」の出場者の特性からダイバーシティを読み解いていました。 学術研究の視点からダイバーシティを考えることは、大学が実施するダイバーシティ推進ならではのものです。本イベントが上智大学における「学術研究×ダイバーシティ」の嚆矢となるよう、今後も同様の取り組みを実施したいです。 

 

12/5 アイヌ民族を通して考える民族・文化のダイバーシティ
(企画:Sophia Diverse Colors 

 総合人間科学部社会福祉学科の新藤こずえ教授と共同で、アイヌ文化交流センターの宇佐幸将様をお招きし、アイヌ民族を通して民族のダイバーシティを考える講演会を実施しました。講演会では、まず新藤教授より、先住民族に関する取り組みに際して先住民族が参画し、先住民の意思や権利が尊重されることが重要であるとの指摘がありました。宇佐様からは、アイヌ民族に関する基礎的な知識のレクチャーに加え、未だ多くの差別が残されていることなどをご講義いただきました。上智大学においては、長らくダイバーシティ推進を実施してきた一方で、日本国内における先住民族のダイバーシティを主題とした取り組みは数が多くありませんでした。今回のイベントは、これまで十分に扱われてこなかった課題に焦点を当て、上智大学におけるダイバーシティの議論をさらに深める貴重な機会となりました。 

 

12/9 スポーツとダイバーシティinアフリカ
(企画:
Sophia Diverse Colors 

 「スポーツとダイバーシティinアフリカ」というテーマで、JICAの伊藤美和様にお話を伺いました。スポーツを通じたジェンダー平等と女性のエンパワーメントについて、タンザニアでの事例をご紹介いただきました。スポーツを通じた国際協力には、ただ楽しむだけでなく、教育に取り入れることで子どもたちの心身の健康を保つことや、女性や障害を持つ方などを含む社会包括と平和の促進といった役割があることを知りました。スポーツによって有望選手を発掘することと並行して、大会のサイドイベントとして保健医療分野の啓発活動をするという事例などからは新たな視点を得ることができました。伊藤様には参加者から質問にもご対応いただき、近い距離での対話を通じて参加者の理解を深めていただきました。 


12/10  DO YOUR STYELE 私たちが纏う「わたしたち」
(企画:ダイバーシティ・サステナビリティ推進室
Sophia Diverse Colors 

 車椅子モデルの玉置陽葵さん、ソフィアンズコンテストグランプリ クアラルンプール・とき子さん、準グランプリ 淵之上柚花さんが、株式会社HERALBONYの衣装を着用して登壇し、川島葵さんの明るく楽しいMCのもと、ファッションショーとトークショーを行いました。 ファッションショーでは、3人が多様なアーティストによる衣装をもとに、それぞれ自分らしいコーディネートを考えて着用し、ステージに登場されました。コーディネートのポイントやこだわりについても紹介があり、来場者の注目を集める場面となりました。トークショーでは玉置さんを中心に、障害やファッション、学内のダイバーシティなどの話題を通して「自分らしさを伝えていく方法」についてお話しされ、登壇者の個性が相乗効果を生み出すトークが展開されました。