わたしたちは、「ジェンダー」「LGBTQ+」「育児・介護・ワーク・イン・ライフ」「障害・健康」「多文化共生」「世代」の６つに注目してそれぞれの課題解決に取り組んでいます。そして、これら表層のダイバーシティ属性に限定せず、外面から判断しづらい、経験や価値観、思考などの個が持つ深層のダイバーシティを尊重し、活かし合える人、組織、社会づくりを目指します。

「マジョリティの特権を可視化する」―ダイバーシティ推進の構造的な障壁を取り除くために―

大学が真のダイバーシティをめざすためには、構造的な差別をなくすことから始める必要があります。私たちが個々に持っているアンコンシャス・バイアス、すなわち無意識のバイアスに気づくことも大切ですが、もう一方で、自分自身のマジョリティ性がもつ特権を振り返ることで、構造的な差別のしくみをより可視化することができると考えました。
大学の中で、決定権のある立場にいる方々をはじめとする多くの教職員の意識改革を行うために、「マジョリティの特権」という視点から、構造的な改革のヒントになるための動画を作成いたしましたのでご覧ください。

【講師　出口真紀子　上智大学外国語学部英語学科 教授】