今回、日ごろ愛読しているロールモデル集の作成に携わらせていただけたことを大変うれしく思います。人生という迷路の中で迷子になっている私にとって、執筆者の方々のお言葉はこれからの道しるべとしてとても心に響きました。女性の活躍が今よりも活発ではなかった時代に、リーダーとして多くのご経験と偉業を成し遂げられたことは、辛く苦しい道のりであったと思案します。そのような中でも、自分なりの軸や目標を持っておられたからこそ、周囲と信頼関係を築き、結果につながったのだと感じました。常にアンテナを張りめぐらせ、どんな些細なことにも挑戦していくことで、徐々に理想に近づいていけたらと思います。ロールモデル集を手に取った皆さまを勇気づけられる、そんな一冊となれば幸いです。私自身は、現在まで生徒会長や学級代表を務め、リーダーシップという点において、性別を理由にやりづらさを感じることはありませんでした。しかし社会においては、女性がリーダーになったり活躍したりすることがまだまだ難しい状況にあります。現状を前に戸惑い、疑問や不安を持ってしまっているのが正直な気持ちです。そのような中、ロールモデルの方々の生き方や考え方は、これから人生を歩む私たち学生に勇気と希望を与えてくださっているように感じます。人生の先輩方のメッセージを胸に、自分らしく活躍できるよう頑張ろうと改めて思いました。また、このロールモデル集が、読んでくださった皆さまの人生の一助になれば幸いです。多方面でご活躍される先生や先輩方からの貴重なメッセージは、今後人生の分岐点を迎える学生の一人として、大変感銘を受けました。また皆さまのお話は、もはや性別に関係なく、人生を力強く歩まれるロールモデルとして、多くの人に響くものであると感じました。現代は男女を問わず、あらゆる人生選択が可能になってきている時代です。これはとても良いことである一方、膨大な情報量から進むべき道や居場所、責任を自ら選び取っていく困難さもあると思います。だからこそ、ロールモデル集に綴られた多様な人生が、多くの学生の背中を後押しするきっかけになりますよう願っております。最後になりますが、協力してくださった皆さまに心より感謝申し上げます。学生として制作に携わることができ、大変有意義な経験となりました。(左から)文学部新聞学科金アンジェラ法学部国際関係法学科橋野陽和総合人間科学部社会学科竹内綾編集作業の様子31竹内橋野サステナビリティ推進本部学生職員金編集後記
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