第12集 ロールモデル集 日本語
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子どもの頃から人見知りで、大学では学科でもサークルでも、自分から積極的に関わることのない、影の薄い存在でした。そのような人間が曲がりなりにもリーダーの立場に立つとは、学生時代の友人や家族、誰よりも私自身が想像していませんでした。その私が若い方々にお伝えしたいことは、人は成長し、変わることができるという実感です。1.「人は変われる」「仕事で人は成長する」大学時代は腰が引け気味だった私が仕事の交渉で熱くなり、授業中に指されるだけで頭が真っ白になっていた私が数百名の聴衆を前に話をするようになるなど、仕事を通じて「出来るようになった」ことが数多くあります。やらざるを得ない状況下で、自分の未熟さを埋めるべく必死に本や雑誌、新聞などを読んで勉強したり、何十回と独りリハを繰り返したりと最善を尽くす努力もしました。仕事をしながら大学院にも通いました。ただその努力をすると自分の力量があがり、また次の展開が待っていました。それなら最初から諦めてしまわずに、時には多少の背伸びも覚悟の上で挑戦しようと考えるようになり、様々な経験を積み重ねてこられたように思います。2.「偶然の出会いにチャンスがある」長年働く中では常に希望が叶うわけではありませんでした。一方でたまたま与えられた環境や職務の中に、自分を拡げてくれる刺激や次につながるヒントを得ることが多くありました。よく耳にする“Serendipity”は待っていて得られるものではなく、目の前のことに夢中になっている中で、ふと気づくもののような気がします。しかし、気づくための素地を自分で押し上げておかないと折角のチャンスは素早く通り過ぎていきます。気づきは、好奇心と努力を持つ人の上に降りてくるような気がします。リーダーという立場においても、数々の失敗を重ねてきました。よく「役が人をつくる」と言いますが、私は周りの人たちに「(役にあうように)育ててもらった」ように感じています。早稲田大学元常任理事。早稲田大学職員として42年間勤務後、2022年11月末に退職。上智大学文学部社会福祉学科卒業、筑波大学大学院教育研究科(修士課程)修了。常任理事就任時のお披露目会にて21成長とチャンスリーダーの苦労とやりがい

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