制強化などがあります。しかしこうした目的の下で企画される活動への学生の動員や情報伝達には、困難を感じてもいます。困難の理由には、一般に学生が多忙で生活のリズムもまちまちなため、比較的多くの学生がイベントに参加してくれそうな曜日や時間帯といったものが、存在しなくなっていることがあります。さらに学生が日々オンラインで受け取る情報の過多、利用するコミュニケーション・ツールの変化の速さなども、学生への情報伝達を難しくする要因となっています。こうした傾向への対策として、学生局では、学生からの相談を対面のほか、ウェブでも受け付けるようにしたり、新入生向けの学生生活ガイダンスにオンデマンド方式を導入したりして、一定の効果を生んでいます。学生の利便性をどこまで追求すべきかはその都度検討する必要がありますが、今後も学生の意見や生活実態を把握しながら、ニーズに即した活動を企画したいと思います。こうした困難もありますが、日々の活動のなかで、本学学生の社会への問題意識の深さや他者を敬う心、協調性の高さに触れると嬉しくなります。また他者や世界の環境を思って立ち上がる学生たちの活動には、学内外の人々を引きつける新鮮なインパクトがあることを実感します。現状の問題点を目にしたとき、不満や抗議で終わらせず、改善方法の検討と実行へと進んでゆく学生たちの行動力と、楽しみながら行動できる心のゆとりは、私も見習わなくてはと思います。もともとストレスをあまり感じないほうです。また特別なことをしなくても、自分の研究を進めることで他のことに集中する時間を持つことになり、それによって精神のバランスが保たれるのかもしれません。研究でもその他の仕事でも、困難を感じるときこそ、その向こうに新しい発見が待っているはずだと考えるようにしています。またいつ頃からか、残念に思うことがあると、「この思いは、墓場まで持って行くに値するか」と考えるようになりました。するとほとんどのことはそうでないので、あまり気にならなくなります。「自分にはそれだけの力はない」と、躊躇される方も多いと思います。リーダーに指名されるというのは、組織の今に、あなたの資質や持ち味いません。自分に求められている役割に真摯に向き合えば、周りの人も職場などでリーダーになることを求められたとき、しかし名選手ばかりが名監督になるわけではないように、能力が高いほど良いリーダーになれるわけでもありません。複数の役職者間での得手不得手のバランスも必要ですし、求められるリーダー像は、組織の状況や課題によっても変化します。ですからが必要とされているということだと思います。生まれつきの名将などあなたを育ててくれるでしょう。あまり心配しないで、新しい舞台に立ってください。コロナ禍の緊急支援として農作物の配布会参加2021年7月20ストレス解消や気分転換の方法
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